[2020-2]「Individual Research Project」4年GVゼミ

こんにちは!GVプログラム3期生の廣瀬梨早です。

私たち3期生5名は今春法学部を卒業し、それぞれの進路に進みました。私は4月から九州大学LL.M.に進学しています。

今日は、学部4年生の1年間で行なった“Individual Research Project (IRP)”についてご紹介します。

昨年度から、GVプログラムのカリキュラムに一部変更が加えられ、3年生向けのゼミなどが追加になりました。それまでGVゼミは1年生の間に集中しており、学年が上がり就活などで忙しくなるにつれてGVの学生として活動する機会が減っていたのですが、この変更により、入学時から伸ばしてきたスキルや英語力をより維持しやすくなりました。

4年生には、自分でテーマを設定して研究を行ない、英語での論文を執筆するというIRPが課されました。これは3年生までに受けてきた授業や学部ゼミ、シンポジウムでの発表等の経験から関心を持ったテーマを選び、英語でのアカデミックライティングスキルを用いて論文を書くという点で、4年間の成果発表として最高学年である4年生のため設けられたものです。

また私のようにLL.M.への進学を考えている学生にとっては、英語での修士論文執筆の前段階としてIRPが大きな助けともなります。

私は学部でのゼミや日頃の興味から、環境政策に関する問題をテーマに設定しました。私の所属していた学部のゼミとサブゼミはどちらも、修了要件として論文(ゼミ論)を課していなかったため、自力で研究をするのはIRPが初めてで、分からない事や不安もありました。しかし、GVチューターの先生が進捗を確認しつつきめ細かなアドバイスをくれたお陰で、何とか論文を書き進めることができました。さらに年度の終わりには、GVの先生やGVを卒業しLL.M.に進学した先輩方をオーディエンスに招いての研究発表会があり、既に研究と論文執筆を経験した先輩方から親身なアドバイスまで頂くことができました。学部生の身で大学院生との繋がりはそう多く持てるものではないので、GVのネットワークに感謝だなと感じました。

今後は自分がLL.M.の学生として、IRPで扱ったテーマをさらに深めつつ研究を進めていきます。GVの4年間やIRPでの学びを生かし、LL.M.での1年間も実りあるものにできるよう努力していきたいです。

(廣瀬梨早)