[2020-2]「Case Study」GV Seminar for 3rd Years

こんにちは!GVプログラム4期生の田中健大です。

GVプログラム3年生で、最高裁判例・外国法判例・国際法判例等の報告及びその検討を英語で行い、それぞれ前期後期合わせて4回、全員で16の事件を扱いました。

例えば、私は、前期には、選択的夫婦別姓に関する最高裁判例と外国人の人権でリーディングケースとなっている最高裁判例「マクリーン事件」について報告しました。また後期には、最高裁判例「成田新法事件」とICJ判決「North Sea Continental Shelf Cases」について報告をしました。

日頃、各々が所属しているゼミでは、もちろん日本語で報告及び検討等をしているのですが、このGVセミナーでは、全てを英語で行うため、日本語で書かれている判決や、事件の概要、法学用語等を全て英語で表現する必要があり、正確に内容を伝えることは、難しかったです。

日本の判例は、内容理解をすることは、日本語で行えるため比較的容易にできますが、その理解した内容を正確に伝えることはやはり難しく、これからより一層勉学に励まなければならないと実感しました。他方で国際裁判例は、多くは英語で書かれており、そこで書かれているものを引用して報告することができるので、プレゼンテーションを行う際に用いるスクリプト作成にはあまり時間をかけずに済んだのですが、その事件の概要や判決の内容、またはその判決で用いられている原理・原則などを理解するのに一苦労しました。

そして報告が終わり学生で検討を行う際は、1年次のGVでの英語の授業、また、2年次・3年次での学部の法学の授業をもとに、報告の内容について深く検討を行うことができました。GVでの活動が生かされていると感じる一面であり、自分の成長を感じ取れるいい機会にもなりました。

また、本ゼミでの報告は、多くの学生がパワーポイントを用いて行いましたが、1年次、2年次で経験したプレゼンテーション作成を活かして、スライドを効果的に用いた報告が多く、ここでもGVプログラムでの活動が糧になっていることを実感しました。

(田中健大)